先日友人のウェッジをリシャフトしていた時の話。
Titleist の VOKEY Wedge って昔から重いのですが、今回はリシャフトしながらバランスも軽めにしたいという内容で預かりました。
まずは元々のスペックを計測してみると案の定こんな感じでした。
50度 | 54度 | 58度 | |
---|---|---|---|
Length | 35.5インチ(Shaft End) | 35.375インチ(Shaft End) | 35.0インチ(Shaft End) |
Balance | D3.8 | D5.8 | D5.8 |
ちなみにシャフトは純正の WEDGE Flex のシャフトで多分 S300 あたりのような気がします。グリップは普通に 50g くらいのグリップでした。
シャフトを抜いてヘッド重量を計測してしっかりホーゼル内を掃除してから計測するとまあ普通の重量ですね。シャフトの先端を見てみるとウェイトが入っていたので計測してみると結構な重さのおもりが入っています。

おもりを入れるのを嫌がる人もいますが、自分はまったく気にしていません。ウェイトを入れる時にあまり重心が高くならないように気をつけますが、5g 程度のおもりは他に方法がなければ入れています。
自分の感覚ではそこに入れたから左に引っかかりやすいとか、ダウンブローに打たないと良い球にならないなんて言う事を実感したことが無いからです。
話がそれましたが組立前にわかったスペックをまとめるとこんな感じ。
50度 | 54度 | 58度 | |
---|---|---|---|
Length(inches) | 35.5 | 35.375 | 35.0 |
Balance | D3.8 | D5.8 | D5.8 |
Head Weight(grams) | 294.4 | 301.9 | 305.7 |
Tip Weight(grams) | 1.2g | 4.0 | 5.1 |
なんでこんなに重いおもりを入れてまでこのバランスにするんですかね?もちろん考えがあってのことですが、このまま使う人は重いと感じる人が多いですし、他のクラブとの流れを考えるとどうなのかな?と思います。

今回若干軽めの MODUS 115 WEDGE に入れ替えたのですが、同じ長さで組んでこんな感じのスペックになりました。
50度 | 54度 | 58度 | |
---|---|---|---|
Length(inches) | 35.5 | 35.25 | 35.0 |
Grip Weight(grams) | 47.4 | 47.0 | 46.9 |
Tip Weight(grams) | None | None | 0.6g |
Balance | D2.7 | D3.5 | D3.5 |
58度だけ若干バランスが軽く出そうだったので、0.6g ほどタングステンパウダーを入れましたが、他の 2 本は無調整です。
日本市場向けにはこのくらいのバランスで良いような気がするんですけどね。ただウェイトが入っていると思えば、それを外したらバランスを落とせることになるので、昔のようにウェイト無しでこのバランスが出ているよりはいいです。
今日の「Putting Labo. BLOG 」のお題は「「Today’s Solution 171」TaylorMade Spider Center Shaft」をアップしています。今回は TaylorMade Spider CS の目一杯アップライトにという調整でした。70.0 度から 79.5 度まで無事調整できました。是非ご覧ください!

古い PING ANSER はまだこのくらいの価格で売られているんですね

コメント