先日持ち込まれた某社のアイアンセット。フィッティングまでしてカスタムシャフトでオーダーして作ったとのこと。
持ち込んだお客さんはとっても気に入って使っていたので言わないでおきましたが、ソケットの仕上げがひどすぎる…。
間違いなく口径の大きすぎるソケットを使って、ホーゼル外径と面一になるように綺麗に仕上げられていない。
せっかくかっこいいアイアンなのにこれは残念な感じでした。グリップ交換かなにかをするために預けていただけるならお話しして仕上げておこうかとも思ったのですが、スペックの計測だけだったのでそのままになってしまいました。
それから数日、今度は近所の工房でリシャフトされたとのことで持ち込まれて、バランスが C9 と聞いているとのことだったのですが、計測すると D1.5 くらいある。
そしてこの時のソケットは前のパターンよりももっと酷い。ホーゼル外径より 0.5mm 以上大きい感じで、今度のは仕上げた形跡すらなく、段差がくっきりあるまま…。
すっかり C9 で仕上がっていると思っていたので、他のクラブも違う工房で C9 で仕上げていて、そちらはちゃんと C9。
バランス計は色々あって、もちろん ACTEK GOLF で使っているバランス計のように小数点以下第一位まで出るものを使っているところは少ないと思います。
ただ 14 インチ計といって出ている物であればそれほど大きな差は出ないはず。少なくと D1.5 が C9.0 になることはありませんね。
ただ大事なのは基準のクラブがあってそれを使ってゼロ合わせを定期的にしているか?ということ。知らないうちに狂っていたなんて言うこともあり得ます。
話はそれてしまいましたが、お客さんが来るとソケットの仕上げは見ちゃいます。職業病かもしれませんが、真っ直ぐシャフトが入っているかとかソケットが綺麗に仕上げられているかなど必ず見てしまいます。
色々見ているとどんな人がやった仕事か見えてきてしまいます。使っている接着剤でもわかるところがあります(笑)。
今日の「Putting Labo. BLOG 」のお題は「「Today’s Solution 094」Scotty Cameron PHANTOM 9.5」をアップしています。Scotty Cameron の PHANTOM シリーズの最新モデル。2 度だけの調整でしたが無地調整できました。是非ご覧ください!
一時期よりも少し安くなったかな…久しぶりに買ってみようかな
コメント