巷はなんだかゼロトルクパターの話題で持ちきりな感じですが、優勝者が出るという良いタイミングでの出来事が重なったので、ちょっと BACKSTRYKE の時とは違った盛り上がりがあります。

今回はこのフェースが開こうとしないパター(ゼロトルクパター)のメリットについて考えてみました。

まず普通の重心角があるパター(フェースバランスのパターも入ります)の動きについての再確認ですが、後方にヘッドが動く時にはフェースは右に回ろうとする力が加わります(右利き用のパターの場合)。
それがゼロトルクパターになるとヘッドが後方に動いても右に回ろうとしない。なので、誤ったヘッド軌道ではありますが、まっすぐに引こうと意識している人にとっては開こうとする力に負けないようにする必要がなくなるので、ヘッドはスムーズに後方に動かせることにつながります。
それまではフェースバランスのパターも含めて開こうとするヘッドを開かないようにする力が加わると、ヘッドがアウトに上がるということが起きやすい状況になっていましたがそれがなくなります。
これが自分が考えるゼロトルクパターのメリットです。
開こうとするパターを開かないように力を加える必要がないので、スムーズにテークバックできるところがやっと再認識されたということなんだと思います。

ODYSSEY の BACKSTRYKE も同じことなので、自分はそれを結構長い間(6 ヵ月くらい)使っていました。これを使うことで他のパター(ピン型)を使った時の動きがよくなりました。ある意味ヘッドの動きの矯正用に使っていたイメージがあります。
ただ形状も変わっているし、なんだか自分の感覚では「あなたの動きは変だからそうならないパターを作りましたよ」っていう感じの見え方で(他人から見ると)、自分としてはずっと使いたいとは思わないパターです。

もちろんこのパターが史上最高にいいという人も多いと思いますが、そういう人が多くてある程度市場に残る感じが出てくると、削りだしのゼロトルクや、ヘッド形状のバリエーションも増えてくるのだと思います。
ODYSSEY が BACKSTRYKE の二の舞にならないならないようにどうしていくのか楽しみです。まずは Ai-ONE MILLED で出してくるかな…。
今日の「Putting Labo. BLOG 」のお題は「「Today’s Solution 225」EVNROLL ER2.2 WIDE BLADE」をアップしています。アウトサイドアウトに打っても入ることはありますがやりにくい曲がり方向が出てきます。これを直すならダメな動きをした時に気がつける環境を作ることが大事です。是非ご覧ください!

これってやっぱり涼しいのかな?

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